考える子になってほしい、考える力を育てたい。
これは多くの方が望むことかと思います。しかし、果たして毎日の生活の中で子どもは「考える練習」をしているでしょうか?
例えば、ぱぱっとできる、出てきた数字を単純に四則計算するだけで解ける算数の問題だけでは、考える力は培われません。なぜなら、反射でできてしまうため、深く考えずに済むからです。
よくよく考えてみれば、「考える力」を育てるには「考える練習」が必要なのは当然のことだとおわかりいただけるのではと思います。
ですが、忙しい日々のなかで子どもがじっくりと「考える練習」をするのは、なかなか難しいというケースも多くあるでしょう。
さくら*みらい塾の小学生コースで取り組むお絵かき算数は、複雑で楽しい文章問題を絵にしながら「考える練習」をする場でもあります。
ただ、ご注意していただきたいことがあります。そのひとつが、練習なので間違いも多くある、ということです。大人から見れば、遠回りで無駄だと思われることもあるかもしれません。わからん帳が続き、なかなか正解できないことにヤキモキすることもあるかもしれません。
しかしこの一見無駄に思えるようなことが、思考力を育てるために、そして考える力を育てるために必要なのです。「間違えてもいい」、ゆっくりと見守りつつ、子どもが多くの時間を過ごすご家庭での環境を整えていただくことも大切になります。