英語多読講座

10月3日(土)、英語多読講座を実施しました。
外部の講師の方をお招きしてのお試し講座。
塾生+外部の方で総勢25名の参加者に来ていただきました。

そもそも、多読とは???
簡単に言うと、英語を英語のままたくさん触れるということです。
教材は「絵本」!英語圏で言う国語の教科書などです。
しかし、はじめのうちはほとんど絵だけ。本当に絵だけです。
本当にこんなんで英語ができるようになるの?と不安になるくらい英語が出てきません。

でも、よいのです。
大切なことは英語という言葉がもっているイメージ(世界観)を頭に植え付けること。
日本語を介さずに英語を感じることです。
例えば、虹を見たら七色と思う。これは私たちが日本語の世界観に取りつかれているからです。
日本語では虹を七色に分ける単語を持っているというだけです。虹が七色でない言語も世界にはたくさんあります。
英語の絵本にたくさん触れることで、子供が言葉を覚えるように、感覚で言葉を体に身に着けていくのです。
日本語を覚えた過程を思い出してください。
お父さんお母さんが、「あれはワンワンだよ」「大きいワンワンだね」「お隣さんのワンワンは黒いんだよ」
など話かけてくれるうちに、「犬」という言葉が表す輪郭を体得していくのです。
appleはりんご、boxは箱、catは猫、みたいな覚え方ではありません。
英語の世界観を身に着けていくのです。

我々が日本語を話せるのは、単純に触れてきた量が多いからです。
1日のほとんどを日本語に触れて生活しています。
小学校に入るまでで約2万5000時間日本語に触れているそうです。
それに対して英語ができないのは、単純に英語に触れる量が少ないからです。
小学校と中学校の授業時間は週に数時間。
もし英会話塾に通っていたとしても、中学卒業までに英語に触れる時間はせいぜい500時間程度です。
上の時間の差を比べてどう思いますか?
そりゃ、英語を話せるようにはなりませんよね。

でも、安心してください!

人間には誰しも言語を話せるようになる能力が備わっています。
どの言語を話すようになるのかは周りの環境次第です。
日本語を話す家族に生まれれば日本語を、英語を話す家族に生まれれば英語を、それぞれ身に着けるのです。
つまり、誰でも道順を守れば英語を習得できます。

↑これは講師の方のお言葉です。印象的で力強いメッセージですね。

講座には、中学生から高校生、大人の方にも参加していただきました。
それぞれのレベルに合わせて絵本をただひたすら読みました。
★大切なルールは3つ
 ①英語を日本語に訳さない(頭の中で音読する) ←これが一番難しい…
 ②辞書を引かない(知らない単語は無視して絵から内容を想像する)
 ③つまらなかったらやめる(いやいや読んでも身に付きません)
上記のルールを守り、ただひたすら絵本を読みました。
絵本を読んでみるとわかりますが、③の心配はありません。なぜなら、絵本はどれも内容が面白く、物語にしっかりオチがついています。
難しいのは①を守ること、やっぱり日本語に訳そうとする癖が出てきてしまいます。
そこをぐっとこらえて、英語のまま体に感じさせます。

みんな集中していたので、1時間があっという間に終わってしまいました。

「内容が楽しくて集中できた」
「時間があっという間に過ぎた」
「各物語にちゃんとオチがあって面白かった」
など様々な感想が出ていました。

今後もこうした特別講座を実施していきます。

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