【キャリア教育】辰野高校

11月26日(木)、辰野高校で行われたキャリア教育のファシリテーターとして、お仕事をしてきました。
高校に行くのは久しぶりでわくわくしました。
上伊那北端の高台。
上伊那の高校はどこも眺めがいいところにある気がします。なんででしょうか?

高校という空間の、あの何とも言えない浮世離れした雰囲気。
機能的で数学的な廊下と階段の間取り。
程よく汚れた教室や体育館。
高校という空間は東京でも長野でも同じだとしみじみ感じました。

それはさておき、どんな内容だったのか?
今回は3年生向け。
130人くらいの生徒を5グループに分け、それぞれに講師がついて講座を実施しました。
前半は5名の講師それぞれが専門分野の講座を行い、後半はグループワークを中心に前半の体験を自分の人生や社会に重ねるような探求を行いました。

自分が担当したのは、日本フラッグフットボール協会の藤城さん(南箕輪村村議会議員)の講座です。
自分はファシリテーターとしてサポート役でした。
前半は、フラッグフットボールの体験。
フラッグフットボールとは???
2020年度より小学校の学習指導要領に載ったスポーツです。
詳しいルールは割愛しますが、アメリカンフットボールのルールをベースに、男女問わず、年齢問わずみんなで楽しめるように工夫されたものです。
体を使うのはもちろん、頭を使って作戦を考えることが大事になるスポーツです。
チームメートとの協力、役割分担、相手を騙すプレーなどが重要になります。
詳しくは、こちら

12チームに分けてリーグ戦を行いました。
各生徒初めてのスポーツだったのではじめのうちは新しいルールに戸惑っていましたが、最後の方は各チーム賢いプレーを生み出してフラッグフットボールの魅力を感じてくれていたと思います。

後半の講座では、初めて体験したフラッグフットボールの魅力を考えてもらい、その魅力をどう伝えればいいのか、そしてスポーツというものが社会の中でどのような価値があるものなのか、まで探求してもらいました。
楽しむだけでは終わりません。
各チームとも積極的に話し合いをし、スポーツの価値という難しい課題までしっかり答えを絞り出していて素晴らしかったです。
「スポーツで協力することを学べる。」
「多様な人が同じルールの中で交われる。」
「スポーツは楽しいので人生を彩ってくれる。」
などなど、たくさんの意見が出ていました。

答えのない問いへの挑戦、という機会はきっと生徒の中でも貴重なものになるでしょう。
高校までの勉強は答えのある問いに正確に答えるものでした。
しかし、大学へ進学して、もしくは社会へ出てからの勉強は、答えのない問いへの挑戦です。
さらには問い自体を自分で探し出さなければなりません。
それが非常に難しい。
社会をぼーと生きていては、問いに出会えません。
一体この社会にどんな課題があるのか見つからないからです。
そこで一歩未知なる社会に歩み寄り、真剣に向き合ってみると、そこに問いがみえてくるかもしれません。

追記
前回の謎解きの答え:64
左のイラストを文字に直すとそれぞれ九九になりますね。
なので、はっぱ=64です。

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